KAT-TUNライブを振り返ってみる

もう「楽しかった!」って言葉しか出てこないかな。賛否両論…と言うより否定の言葉しかほぼ見られなかった中丸くんバンジーも私は1回しか見てなくて、しかも半分の高さからとは言え飛んだ日を見たので会場は結構盛り上がっていたように感じたし。KAT-TUN以外のジャニーズの人やジャニーズジュニアの人たちを全然知らない私にとって、ゲストとして来ていた事務所の後輩らしき人やジュニアが歌を披露するコーナーは正直「???」となっている間に終わっていたけどそれも別にイヤなかんじはなく。祭りを盛り上げるのを手伝いに来ましたゼ!っていうノリに受け取り、「どなたか知らないけど盛り上げに来てくれてありがとー^^」とおおむね好意的に見守っておりましたw


私にとっては初めてのKAT-TUNライブだったから過去のものと比べることができず、「今回はこうだった」っていう感想しか持てないのがアレですが。*1こうしてライブを振り返る前に、ファンになりたての頃に海賊帆DVDを観た時のエントリーを読み返してみた。*2この時は超お金かかってる・ファンの前でやる自己紹介の意味がわからず謎・ステージを離れて踊らずお手振りというファンサービスタイムは必要なのか、というあたりを主に感想として挙げていた。実際ライブ行って、ものすごい規模のお金が動いてるんだろうなっていうのは肌で感じたかな。32億円ライブとも報じられてたけどそれくらいかかってるよね。赤西くん亀梨くんに似せた超巨大バルーンが出てきたあたりでは「そんなモン作るのにお金遣っちゃいますかwww」ってツッコミたくはなったけど親子席の子供たちはみんなあれ見て超喜んでたしなー。いろんな部分で、コアなKAT-TUNファン以外の、親子席の子供やパパ、彼女に連れられてきた彼氏、娘の付き添いで来た親…そういう全ての人の目を意識したライブだなって思いました。これはドーム連続8daysというイベントの特殊性からきてるものなのかもしれないけど。昔からのファンには日替わりコーナーを用意して喜んでもらい、一見さんにはバンジーだったり惑星王対決コーナーだったり年下組のサーカスちっくな演出だったりで喜んでもらいましょうっていうね。いろんな立場の人の目を意識していることがわかる、観客側に寄り添ったライブだと思った。


ライブで大々的にメンバーの名前をコールしながらの自己紹介タイムはなかったけど、ライブが始まる前にモニターで名前と顔表示されるしねー。あれで十分でしょ。友達に連れられてきちゃった人だって1人2人はメンバーの名前知ってるから付き合ってくれてるんだろうし、知らないメンバーがいたとしてもあのモニターでチェックできてたと思う。今回初めて(?)廃止された自己紹介タイムがアリーナツアーで復活しないことを祈りつつw*3 


そしていわゆる「ファンサービスタイム」について。今回はトロッコで外周まわったりフリスビー投げてみたりオーラスはアリーナに降りてみたりと普段より一層ファンサービスに重きが置かれていたようで。これはライブ参加前は割と否定派寄りだったんですよねw 「1人へのファンサービスより55000人が満足するパフォーマンスを!」と思ってたしw ただ…この考えっていうのはアイドルKAT-TUNに対するものとしては的外れだったのかも…。私が思うアーティストとアイドルの最も大きな違いって「顔重視か作品重視か」っていう部分のような気がするんですよねー。*4赤西くんのお顔が大好きでファンになっちゃった私にとって*5親子席で参戦した日に触れられる距離で見た赤西くんっていうのはものすごい衝撃で、大好きな顔が目の前に!時が止まってほしい>< くらいの陶酔感でした。そんな気持ちを味わっているからこそ、オーラスで赤西くんがアリーナに降りてファンの1人に向けて歌うというサービスをしていた時も彼女への嫉妬心より「今彼女は天にも昇る気持ちなんだろうなー」っていうシンパシーの方がずっとまさっていた。あの女の子は明日の私かもしれないし、こないだの親子席の私だったのかもしれない。次のライブでは赤西くんが自分の目の前で歌ってくれるかもしれない。そういう共感だったり未来への希望だったりをいだかせるファンサービスっていうのは、ファンにとってきっと幸せなものだよね^^ もちろんこれとは逆に、どうやっても物理的に遠い上の方の席が当たるという可能性も誰にでもあるわけで。それ以前にチケット当たらない可能性だってある。でもそれはファン全員に言えることだしね^^ KAT-TUNはファンに対して公平で、KAT-TUNライブはファンにもファンじゃない人にも楽しめるものだったなー^^


…ってここまで持ち上げといて最後に一言。「惑星」っていうテーマは持つ意味が広すぎて難しかった気がw ただドーム全体を宇宙に見たて、ファンが持つペンライトの海を惑星(KAT-TUN)を取り囲む無数の星たちに見立てるというコンセプトはロマンティックで嫌いじゃないです。NEIROをペンライト販促ソングとか言ってごめんねw←図星だったけどww せめて「月(Moon)」とか「金星(Venus)」とか惑星1つにドームライブ全体のライブコンセプトを絞るとかした方がわかりやすかったと思うし、もっと見てる側にも伝わりやすかったかもね。結局「惑星をテーマにした日替わり演出」*6とか「侍ジャパンにちなんだサプライズ」もなかったんだし、それだったら「惑星王」というテーマも全く生きてこないもんね。…まあ「惑星テーマに毎日日替わり演出!!」って煽ったからこその話題性だったり、その煽りからチケット申し込み倍率の高さだったりが生まれたんだろうから、そう考えるとジャニーズ事務所をいち企業として見たら「うまいことやるなーwwこの商売上手www」ってなかんじなのかもしれませんがww
ちなみに元バンギャの私が思う「惑星」をテーマにした完璧なるコンセプトで行われたライブがこれ。

Mars 空からの訪問者 回想特別編

Mars 空からの訪問者 回想特別編

タイトル通りMARSがテーマで、火星と軍神のダブルミーニング。感覚としては上田くんのソロコンサート「マウスピース」*7に近いものがあるのかもw このGacktのライブ、ものすごくコンセプチュアル。KAT-TUNみたいにドームじゃないし(Gackt横浜アリーナ)センターステージもバックステージもトロッコも出動せず、それどころかライブ中はモニターすら使用しないというメインステージのみに視線が集まるよう仕向けたアーティスティックな仕上がり。Gacktは親子席もないし世界観の表現を追求してるのでKAT-TUNとライブ自体を比べるのはどうかと思いますが、「惑星」というコンセプトを最初に聞いた時に「そういや昔Gacktが火星をテーマにすごいライブやったよなー」と思い出したもんでw バンド出身の人たちに関して語り始めると長いんでこのヘンでw でもKAT-TUNも何かをテーマに掲げるならGacktくらい徹底してやってほしいよなーという気はちょっとしたよ^^

*1:ライブDVDは海賊帆以降は全部見てるけど、編集されてるんだろうし、なにより家でテレビの前に座ってDVD見るのと実際会場まで出向いて55000分の1というライブの構成要素として組み込まれた中で体感するものとは天と地の差があると思ってる

*2:こちらのエントリー参照

*3:でもあれ好きな人もいたりするのかな…。私は今回体験できてないから良さがわかんないんだもん><

*4:あくまで私の個人的な考えですw ほら私が赤西くんに一目惚れしちゃうようなオンナなもんでww 顔で好きになったんじゃないもん>< あの性格(キャラ)に惹かれて好きになったんだもん><って方もいるかもしれないですけど^^

*5:今では彼の歌もダンスも大好きですけどね^^ でもぶっちゃけあのお顔じゃなかったら彼の歌に耳を傾けようとはしなかっただろうしドラマを見てみようとも思わなかったと断言

*6:メンバーセレクトの懐かしの曲を日替わりで歌いまーす^^という懐古コーナーは別に惑星をテーマにはしてなかったと思うので

*7:ネズミの平和とボクシングとかに使うマウスピースをかけているってカートゥンで言ってたよね