SUPER8

SUPER8
見ました。軽く内容に触れてしまっているのでたたみます。



これぞハリウッドってかんじ。よくも悪くも。映像がド迫力だし全く飽きさせない脚本。素直におもしろかった。どんなかんじかと言うと・・・ドラえもん映画とインディペンデンスデイを足して2で割ったような映画と言うか。私はなんとなくスタンドバイミーっぽいのを想像してたんだけどな。仲間に女の子がいるだけであそこまで雰囲気が違ってくるもんなのねー。のび太はいるし、ややヒネてるしずかちゃんもいるし、歌わないジャイアンもいる。ドラえもん映画だと思ってみたらかなり楽しめるかも。ただ結構パニックムービー寄り。細かいツッコミどころは数え上げればきりがないくらいあるんだけど、こういうリアリティーを追及していないファンタジー作品は枝葉の部分にいちいち目くじらたててたらおもしろくない。アラが多くてご都合主義なところも多かったけど良作。特筆すべきはエンドロール。これが工夫されてて楽しかった(この映画に関してはエンドロールが終わるまで席を立つの厳禁。これを見ないとタイトルの意味は全くわからない)。そして全体にすごくシャレがきいているのに、心打つセリフがちょこちょこ出てくる。とくにのび太ジャイアン・しずかちゃんのちょっとした三角関係の部分で。まだ小学生(恐らく5・6年生くらい?)(追記:思い出した。劇中で「14歳で無免許運転うんぬん」ってセリフがあったような。ってことは中学2年くらいってことか・・・子供っぽいなあ。田舎に住んでる設定とはいえかなり幼い。歯に矯正のブリッジとかしてるし。ブリッジって小学生がしてるイメージだった・・・思いこみ激しくてすんませーん)だからドロドロは全くしないんだけど、ジャイアンのび太に対して「俺がアリスと仲よくなりたかったから彼女を仲間に入れたのに」と自分の気持ちを吐露する場面がすごく良かった。のび太がいばりんぼのジャイアンとつるんでる理由がいっきにわかったもん。ここでのジャイアンのび太の会話がちょっと切なくなるくらい印象的。映画ってどんなにツッコミどころがあっても、それを補う美点を見つけてしまうと割とオールオッケーになってしまう。ちなみに、のび太のパパ役の俳優さんが草刈正雄にそっくりだった。