最近感じたこと

亀梨くんのドラマ「神の雫」が終わった。視聴率がふるわずにプライムタイム放送の民放ドラマであったにも関らず5%を切ることも何度かあったようで。でもだからなんだって言うんだろう。視聴率ってそもそも視聴者が気にするものじゃないと思うんだけどな。番組を放送しているテレビ局やお金を出しているスポンサー、ギャランティーを受け取っている出演俳優が視聴率を気にするのはわかる。視聴率って番組制作側にとっては通信簿みたいなものだと思うし。でも視聴するのにお金を払っているわけでもない受け手側が視聴率うんぬんを常に話題にし、「視聴率が高いドラマはいいドラマで低いドラマは悪いドラマ」みたいな判断を下しがちなのってどうなのかな。たしかに視聴率が低いドラマっていうのは視聴者が支持しないだけの理由があるんだと思う。時代にそぐわなかったり、脚本演出にアラが目立ったり、キャスティングに問題があったり。でもそういう「なぜ視聴率が獲れないか」っていう原因を分析するのはやっぱり制作側の仕事だし、いち視聴者が制作側の目でドラマを見出したらどんなドラマだって全然おもしろくないんじゃないかな。私がリアルタイムでドラマを見るのがイマイチ苦手なのは「自分の見たいタイミングで見たいドラマが見られない」っていうのが主な理由だったんだけど、それと同じくらい「まわりの評判(視聴率含む)に目くらましされて純粋に自分の価値観でドラマを楽しむのが難しい」ってことも理由の1つです。「視聴率が高い(もしくは低い)」っていう理由でドラマが話題になることはあっても「〇〇の演技が泣ける」とか「××の演出がすごくいい」みたいなドラマ本筋で話題になることがないってなんだかなーって思います。ドラマに対しての感想なんて極めて主観的なものだから評価が難しいっていうのはよくわかるけど、わかりやすさを求める余りに数字だけで語りたがる感のある今の風潮ってせちがらいよなー…