ちょっと胸が痛むもの

連日ののりP報道がすごい。そして報道の際に必ずと言っていいほど出てくる彼女の過去映像がキラキラしていて、テレビというものの残酷さを感じる。「過去」っていうのは、どんな人にとっても甘酸っぱい部分と触れたくない闇の部分とが共存していると思う。のりPの過去映像報道ではあえて甘酸っぱい部分のみをとりあげて現在との対比を強くしているようにも見える。逆に、あえて過去の闇にスポットライトをあてるものというと思い浮かぶのは「自叙伝」。多くの芸能人が自分の栄光と苦悩の歴史を綴ってきた。これがある程度のお年の方なら「人生を振り返って」的な重みも感じるし栄光の部分にも苦悩の部分にも深みがあるけど、まだ若い人が過去を振り返ったものは評価が分かれることが多い気が。1番読んでて胸が痛むのは「(あの頃は言えなかったけど)今なら言える」系の語り。これはしんどい。当時言えなかったものは、結局いつ言っても誰かを傷つけるし傷つけるとこまでいかなくても痛みを思い出させたりしてしまうんじゃないかな。それどころか当時傷つかなかった人に新たな傷を作ってしまうものかもしれないし。その時に言えなかったことなのであれば墓場まで持っていってくれよ!…てなわけで自叙伝や過去語りを読むのがかーなーり苦手な私。のりPが今後自叙伝とか出してファンの心の傷に塩を塗るようなことはしませんように。ついでに、KAT-TUNはこれからも前だけを向いて走っていってくれますように。もし今言えないことがあるならば、それは一生ファンには聞かせてくれなくていいよ。