FLIX・VOCE

・FLIX
赤西くんもきいちゃんも言いたくないセリフは言わないらしい。「言いたくないセリフ」っていうのは、つまりその役柄を演じている上で口にすることに違和感があるセリフのことなんだろう。これ、ちょっとわかる。私もドラマ見てて「おいおいそんな言い方する人いないでしょー」とツッコミ入れることよくあるもん。例えば、妻が夫である人を「アナタ」って呼ぶとかさ。これ、別に明治大正のドラマってわけじゃなく、超上流階級夫婦という特殊な家庭っていうわけでもない。私が物心ついてドラマ見出すようになってから延々と一部ドラマ(主に2時間サスペンス系)で見られる現象なんだけど、私は今まで生きてきて自分の夫を「アナタ」と呼ぶ人を現実に見たことがない。たいてい、子供がいる家庭だと「パパ」もしくは「お父さん」で、そうじゃないところは恋人時代のあだ名(苗字+くんとか)で呼び合うところがほとんどだと思う。そういう「あれれ?」な言い回しを指摘し合える現場って、きっとすごくいい雰囲気だったんだろうな。そして高良くんのインタビューはすごく新鮮だった。彼がBANDAGEや自分の役者としてのスタンスをリンクさせつつここまで語っている雑誌をまだ読んだことがなかったから。

ユキヤのあの行動は、すげえ愛だと思います。

その「愛」っていうのはLANDSというバンドに対するものなのかナツに対するものなのかそれとも両方なのか。「あの行動」っていうのが明言されていない(予想するに、多分映画の中の1つの山場なのかな?ネタバレをライターさん共々避けてるかんじ)からちょっと煙に巻かれた印象。つか赤西くんも小林氏も脚本読んだ段階では「ユキヤのほうが主役っぽくてかっこいい」って言ってたと思うんだけど、このインタビューを読む限りユキヤは「天才肌のイケメンギタリスト(だけどホ〇)」という役柄っぽい。これってかっこいいんだろうか…。それとも私のとらえ方が間違ってるの?映画観て確認しなければ。


VOCE
赤西くんの誕生日エントリーで「人に期待するっていうのはエゴの押し付けと紙一重」的なことをこのブログに書いた。赤西くんもどうやら同じ感覚を持っていたんだな、とVOCEを読んで思った。自分本位でない行動をとるのって本当に難しいなあっていうのはいろんなインタビュー記事を読んでも感じる。ほとんどの質問者っていうのは質問をしている時、その質問に対する相手の答えを既に予想していてその枠におさまらない答えが返ってくるとそれは「天の邪鬼」や「反抗」だと受けとってしまうんじゃないかな。それはもしかしたらファンにも言えるのかも。「赤西くんなら(ジャニーズなら)こうするはず」という期待という名の予想を常にしている人は、それを裏切ってくる赤西くんに苛立ちを覚えたりするのかも。