映画感想バンド編

どこまで書いても書き足りない>< 解釈の仕方がこちらにゆだねられているだけに、いろんな受け取り方をする人がいそう。こういう映画は友達と見て、映画の後お茶しながらの会話が超弾みそうw あー早く明日になれ^^←明日友達とBANDAGE見に行く人




この映画のナツはダメ男なのか。ダメ男なんだろうね、内面は。自分に自信がない上に優しすぎて我を通せず、メンバーやマネージャーの顔色をうかがってばかり。自分がこれからどうなっていきたいのか、しっかりしたviewがない。映画を1回見ただけなのに、ナツの性格は赤西くんの演技でよくわかった。ただ。バンドのフロントマン・ナツとしてはダメ男なのかどうか。それは「否!」と言いたい。表のバンド活動を描いた時間が短いから、1人の青年としてのナツと、人気バンドLANDSのボーカルとしてのナツの二面性が混同されちゃいがちだけど。ナツは大衆受けする曲作りっていう才能に関してはアルミやユキヤに劣るのかもしれない。でもファンを惹きつけるカリスマ性は十分に持っている人として描かれていたよね。ミハルとアサコがもぐりこんだライブハウスのバックステージでナツと出会った場面。「ナツ!」とミハルが感激の声を上げたけど、あのオクターブ高い呼びかけは彼女の高揚をよく表していた。ミハルはその後「ナツって結構気さくなんだね(ちょっと意外そうな口ぶり)」とアサコに話しかけ、ライブでのナツはそういうキャラではないらしいという情報を暗に伝えている。さらにユカリがアサコに「今はインディーズからついてきてるナツのファンもたくさんいるし」と語る場面もナツを支持する人の多さを表していた。つまりナツはユキヤとバンドの人気を二分するような存在なわけだよね。この映画でナツがただの「顔がとりえのダメ男」って解釈されたら、ちょっと悲しい。アサコが思わず涙するくらいの曲を作り、歌を歌い、ライブではファンを熱狂させるだけのオーラを持った人がナツ。なのに悲しいくらい不器用で自信がなくて弱い人。でもだからこそ、こちらの目を釘づけにして離さない。赤西くんの演じるナツを見て、私はそう感じました。