映画感想ラストシーン編

はなまるカフェBANDAGEのシーンがいくつか映って、それ観てたらどうしても今日BANDAGEが見たくなってしまい、またまた行ってきました。この映画観てると妙な一体感を感じることができる。私はいつも映画は子供が幼稚園に行っている時(つまり平日の午前中)に見る。普段この時間帯の映画館は閑散としていて、観客はたいてい私のほかは2〜3組といったところ。ところがBANDAGEに関しては割といつもパラパラと観客がいる。そしてみんな見やすい席を選ぶから、だいたいスクリーン正面の中段あたりの席に人が固まることになる。全員が赤西くんファンだとは思わないけど、割と笑うタイミングが一緒で、明かりがついてホーッとため息が出るタイミングも同じ。今日も妙な連帯感を持ちながら映画鑑賞してきました^^




この映画のどこが好きってラストシーンが大好き。美しいナツがレコーディングしていて、「ナツは歌い続けていたんだ」というのがわかるところ。ここにはナツしか出てこず他のメンバーは影も形もないんだけど、歌っていたのはユキヤが作った「二十歳の戦争」。この曲を歌っているということから、ユキヤはまだナツと共にいるんだな、ということが推測できる。じゃあ他のメンバーはどうなのか。ここを明確にするためにメンバー全員が小さなライブハウスで歌っている様子でも入れたらよかったのか。そんなシーンで幕を引いたらこの映画、何の余韻もなくすごく安っぽいものになったと思う。本当ならLANDSみたいな理想主義者の集団(自分たちの主張を曲げずレコード会社に逆らって、メジャーから一時的にでも撤退の道を選んだ)は生き残れないのが音楽業界なんだろう。そう考えると、解散せずにまだあの5人で活動していられたんだとしたら、ちょっと嘘っぽい。だからといって「みんな仲良く大団円!5人で細々とでもいいからライブ活動していきまーす^^」みたいな終わり方しょぼすぎる>< そのどちらともを避け、LANDSの象徴としてナツだけが現れる。今までは何をしていたのかはわからない。東京ではない地方でライブ活動していたのか、地道に曲作りやボイトレに時間をさいていたのか。とにかくアサコが全く知らない場所で活動していたナツ(とLANDS)。でもその彼がまた光の当たる場所に帰ってこようとしている。しかも大好きなあの曲と共に。泣けないわけないじゃん>< このラストがあるからこそ、私はまた映画館に足を運びたくなる。・・・この週末、また見に行っちゃうかも。