映画感想恋愛編

かなり私って粘着質な性格だったらしいことが今更ながら判明w 見るたび自分の中で受け取り方がかわってくる部分あるんだもん。でも1つだけ言いたいことがある。この映画、ポップコーン食べながら見ちゃだめ。口と手動かすヒマがあったら頭動かせ!飲み物は可だけど、なんか食べながら見る映画じゃないことは確か。そういう見方してると、この映画の本質は見えてこない。ポップコーン見ながら映画楽しみたい人はワンピースかアバターがオススメです。




「ナツはなぜアサコを好きになったのかわからない」という感想をちょこちょこ見かけました。私だってわかんないww でも恋愛ってそんなもんなんじゃない?「〇〇くん好きなんだあ」って友達に打ち明けた時、「マジで?どこが好きなのアイツの」と訊かれて理路整然と答えられる人がいるんだろうか。どこに惹かれるんだか自分でもわからない。でもなんだか気になってしかたない。とにかくそばにいたい。彼のことが知りたい。そういう、言葉では説明できない、だからこそ本能的で感情的なものこそ「恋愛」って呼ぶんじゃないかな。とりあえず一目惚れから始まったっぽいナツのアサコへの想い。白くてスベスベの肌と大きくうるんだ瞳。自分の腕の中にスッポリおさまりそうな小柄な体格と、さわり心地よさそうなちょっとむっちりめの太もも。アサコは絶対モテるタイプの外見だと思うから、ナツが興味持ってお持ち帰りしようとした気持ちはわかる(わかるのかww)。でも部屋でアサコをつまみ食いすることに失敗したナツ。アサコに帰れと言ったのに「こんな時間に女の子1人、こんなとこうろつかせて大丈夫だったかな?」という優しさから(だよね?)結局車でアサコを自宅に送るナツ。この時、車内でどんな会話があったかわからない。でもよりナツがアサコに惹かれる何かがあったんだと思う。それを詳しく描けばもっと説得力が増したのかな。でもあえてこちらの想像に任せているところが逆にいいのかもしれないし・・・。この映画は全編そういうふうにこちらに考えさせるような仕上がりになっていて、そこが好みのわかれるところだと思うんだよね。そして最初アサコを押し倒そうとしたナツがあんなに近くにいるアサコに指一本触れてなかったという衝撃w ユキヤが「アサコとキスしちゃった」とナツに言う場面、あそこ、普通なら「アサコと寝ちゃった」だよね。まあ実際、好きな女の子が自分以外の男とキスどころか2人でデートしたってだけでも(しかも自分の仲間と)怒り狂うだろうからその展開は不自然すぎることはない。でもなー。まあR指定にするわけにいかないんだろうし(だって赤西くんのファンはローティーンも多いんだってことを映画館でしみじみと感じたもん)、キス止まりにするんであればこの展開は仕方ない。ただ、ここを「寝ちゃった」じゃなく「キスしちゃった」っていう流れにしたことによって、いっきに少女漫画に傾いたことは確か。もしかしたら、業界のドロドロを描く分、ナツとアサコだけはドロドロさせずにキレイなままで終わらせたい、っていう清濁の対比を表したかったのかもしれないけどね。


ところでナツ着ボイスですが。私は「そばにいてよ・・・」より「お前は最低の女だよ・・・」の方がよかったなあ。←ドМw いや、でもマジであの声のあの色気ってゾクゾクしなかった?感情の高ぶりのあまりかすれちゃってさあ。これを言っている赤西くんの顔は映画では映ってない(この場面はおびえるきいちゃんを映しているので)けど、どんな顔であのセリフを言っているのかすっげー見たい。