今日も見た!

いつものTOHOではなくワーナーマイカルに行ってみた。うーん私はやっぱTOHOが好きかなー。いっつも行ってるTOHOが新しいからキレイっていうのもあるんだけど。音響もTOHOのが良かった。そして今回の初体験。なんと観客全員女性!別に3〜4人で見たわけじゃないよ。15〜6人はお客がいた(平日昼間でこの人数は結構入ってる方)のに男性ゼロ。今までも女性9割以上ではあったけど男性が1人もいないことはなかったからちょっとびっくり。逆に男しかお客がいない!みたいな映画もあるのかなー。以下映画感想。




この映画、登場人物の人となりが全くわからないよねw アサコとミハルが高校生(たぶん2年か3年ってとこ?学年すらハッキリとはわからない)というのはわかるけど、LANDSメンバーの年齢やその他個人情報は一切不明。とりあえず明らかにされてるのはアサコが川崎市中原区民でナツが群馬出身ってことくらい。後はミハルが親の借金で高校中退して働くケナゲな女の子であるってこととか。主役2人より最初と最後しか出てこないミハルの情報の方が多く出てくる映画って一体^^ でも私はこれを悪いこととは思っていない。登場人物の説明に5割の時間を費やされるよりはずっといいから。そしてこの映画、あえて特定の登場人物に感情移入をさせにくくしているようにも感じる。誰かに感情移入するんじゃなく、ぽっと出てきては消えていくバンドやその周囲の人たちが音楽を愛しながらもいろんなことに悩み苦しんでいる様を描くことによって、音楽をやる人へエールを送っている作品だと思うから。ハンディカムで撮ったっぽい映像も、第三者的視線から物語を見ているという意識を高めることに成功している。まるでナツやアサコの周囲に仕掛けられている隠しカメラから2人の生活を覗いているような感覚。例えば寝てる時の夢には、自分自身が出てくる夢と、自分は出てこないのに透明人間になって登場人物があーだこーだしているところを俯瞰しているような夢の2種類がない?この映画はどちらかというと後者っぽい。