昭和と平成

もう何度見たかカウントしてませんBANDAGE。でも先週は忙しくて見に行けなかった。今週あたまに見に行こうとしたら目にものもらいができて映画鑑賞どころではなく。そんなわけでちょっぴり久しぶりに見てきた今回。つらつら思ったのは時代考証について。




BANDAGEは90年代初めの設定。映画の最初の方で出てくるバックステージパスの日付が1991年1月になってるから、ナツとアサコの出会いは91年と確定できる。でもこの映画、「バンドブームでいろんなバンドが出ては消えていったCDバブル期」っていう設定以外の時代考証が結構アバウト。特にファッション。(アサコよりは年下ですが)そう変わらない年の私が自分の高校時代を思い浮かべてみる。アサコと同じく首都圏住みだしいろいろとかぶる部分は多いし。まず制服のスカート丈。私もミニにしていた。だからアサコとミハルの制服姿に違和感はあまりなし。そしてこの頃はやりの髪型ってどんなんだったっけなあ。確かロングヘアにしてすそにだけパーマをあてる「すそパー」が流行っていたハズ。前髪はみんなカーラーで巻いてたよねw あと、ハーフアップにしてリボンで結ぶヘアスタイルがこの頃の女子高生の主流だったような。眉は細眉ブームを作り定着させた安室ちゃんがまだ出てきていないので、芸能人ですら結構な太眉だった。この頃ドラマ出まくりの今井美樹とか眉太かったよね。男性の髪型は・・・うーむ。バンドマンだとロン毛ありパーマありカラーありでなんでもござれだったからなー。ただヒゲはまだ市民権を得ていなかったと記憶。「ヒゲが男らしくてワイルド」という地盤を固めたのは、私の記憶が正しければサッカーの前園あたりが先駆けで、中田でダメ押しってかんじだったと思うんだよなー。なんでもアリのバンドマンですらヒゲは米米ジェームス小野田アルフィーの桜井さんくらいしか思い出せない^^ だからヒゲのリュージは相当なアウトローバンドマンっていうことになるよねw 腰パンは私が大学生くらいの頃にはすでに普通に渋谷とかにいたけど91年にいたかは微妙。でもこれらの時代考証をしっかりやると、前髪カール&太眉のきいちゃんとかっちりジーンズをはいたナツの昭和なセピア色ラブ☆っていう展開になってしまい、下手したら笑いを追及した映画になってしまうww 時代考証はやや中途半端ながら昭和と平成のミクスチャーってことでまあ良かったのかも^^


で、映画内容とは関係ないんですが、これだけ映画館に通ってるとやっぱりマナー悪い人に遭遇してしまうこともあります。そんな時あなたならどうするか。

  1. 忍の一字。心頭滅却すれば火もまた涼し。ひたすら映画に集中し、マナー悪い人を視界から抹殺する。映画館とは精神修行の場w
  2. 正義は我にあり。お金払ってるのになんで私が我慢しなきゃなんないの>< ここは毅然と注意。
  3. 係員にチクる。
  4. 「運が悪かった・・・」と映画館を出て違う日に改めて見る。泣き寝入り。

選択肢としてはこれくらい?私はもちろん注意派です。BANDAGE公開中、2度ほど注意(というよりはお願い)をしました。1度は上映中に携帯をいじっていた隣席の人。最初の10分は「もうメール終わるかな?」と様子をうかがってましたが、この「様子をうかがう」っていうこと自体、映画に集中できてない証拠ですよね>< それに気づいてバカバカしくなり「携帯の光が目に入って集中できないのでやめてもらえますか」と伝えました。2度目は上映中のおしゃべり。決して大きい声ではなくこそこそ話レベルなんですが、アクション映画やコメディ映画ならともかく、BANDAGEみたいな静かな映画だと内緒話でもすごい耳障り。これは前の席に座っていた2人連れだったので、おしゃべりしてるところにぬっと顔を突き出し「静かにしてもらえますか」とお願い。こういう注意って自分のためでもあるけど、まわりの人のためでもあると思う。やっぱり素敵な鑑賞環境はみんなで創っていかないと^^