優しい記憶に変わるまで

KAT-TUNが気になり出して1年と数か月。「(赤西くん脱退の)最終決断は秋」ということだけど、これは正式脱退までにファンは覚悟固めておくようにっていうお達しなのだろうか。今までの6人が好きだったファンにとっては赤西カラーを消そう消そうとする現在のKAT-TUNはもう今までのKAT-TUNとは別モノと考えるべき存在になっていくんだろうな。私はここ2年弱しかKAT-TUNを見てないけど、あのちょい悪セクシーなグループカラーっていうのは、その結構な部分を赤西くんが担っていたように見えた。メンバー仲はいいんだろうけどベタベタしない感じも、実際に目に見えて仲良くふるまうより一層妄想をかきたてていたように思う。赤西くんがメインボーカルをつとめた曲も多く、CDやDVDにも残っているし、それ以上にファンの心に6人の歌声はしみついてしまっている。みんなそれを努力して忘れていかないといけないのかな。赤西くんがKAT-TUNにいて、これまで6人グループとして愛されてきた過去は消去されなければいけないものなのかな。どうにもファンを途惑わせるのはメンバー全員からの脱退に関するコメントというものがまだないこと、秋に正式脱退というけどそれまでの数か月のグループのあり方が不透明であるということの2点だと思う。メンバーが全員揃って正式なコメントを出し、赤西くん脱退が双方合意の上の発展的脱退であるということが語られてお互いにエールでも送ったらまだファンは納得するよね。そして、秋に脱退予定という「予定」をなぜ今から発表するのかという疑問。予定っていうのは覆ったりすることも往々にあるものだからこそ、「まだ間に合うのかも。ファンが猛反発すればまた6人で活動するのかも」っていう淡い期待を抱かせてしまう残酷さがつらい。5人になったKAT-TUNはおそらく今までどおり、年に数回新曲を発表し、ライブツアーをし、個々にも映画やドラマに出演し・・・って今までと変わらない活動が予想されるし実際そうしていくんだろう。でも赤西くんの今後が全く見えない。来年もアメリカでの活動があるらしいけど、以前雑誌(フリーセルだったかな?)では日本とアメリカ行ったりきたりして活動したいみたいなことは確かに言ってはいたものの、日本で全く活動しない的ニュアンスは感じられなかったのに。今回の社長コメントじゃ「日本での活動は予定していない」みたいなふうにとれてファンの動揺を大きくしている気がする。赤西くんも、赤西くん抜きのKAT-TUNもどちらも頑張って活動している姿を見て初めて、6人が好きだったファンも納得できるし両方応援しよう!って思えるんじゃないかな。