ソーシャル・ネットワーク

ソーシャル・ネットワーク見てきました。


映画の中心人物は3人。FACE BOOK創始者マーク、マークの親友エドゥアルド、後のマークのパートナー・ショーン。つかショーンがジャスティン・ティンバーレイクだったあああ!超びっくりした。いやでもナイスキャスティング。全然浮いてなかった。ハーバード大学生役だったらミスキャストだが破天荒だけど人間的魅力にあふれた遊び人の役だったから。
この映画は人によって見方が違うと思う。いち大学生のサクセスストーリーと受け取る人もいるかもしれないし、天才億万長者の孤独を描いた物語だと受け取る人もいるかもしれない。ちなみに私はこのどちらでもなくて、この映画をほぼビジネス書を読むかのごとく見てしまった。ビジネスで成功するためには最終的に何が最も重要なのか。成功に必要なのは才能(マーク)か、それとも愚直なまでの誠実さ(エドゥアルド)か、はたまた人脈(ショーン)か。これまでの「正義は勝つ」的わかりやすさで言ったら「たとえ仕事ができなくても一生懸命やれば人はついてきてくれるし、みんなに認めてもらえる」という結論に達しそうだけど、この不況にあえぐ現代社会でそんな甘い幻想物語が作られるはずもなく。ここでの勝者は圧倒的な頭脳を持つマークなんである。これ納得できない人もいたりするかなあ。失敗をしても愛すべきキャラクターゆえに許され、まわりから助けられながら成長し、最終的に大成功!みたいなサクセスストーリーはこの映画を見た後では余りに嘘っぽすぎてしばらく作られないかもしれない。マークが今も若き成功者として君臨している現代、これ以上のサクセスストーリーもないもんなー。